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2月1日(月)
子供たちの朝食の用意をしようとして気がつくと、パンがあらかた無くなっていた。ここのところ半額でいっぱい買えたから、けっこう残ってたと思うんだが。どうやら、息子が食い尽くしてしまったらしい。そろそろ本格的な成長期か。

今日は帰りにLinuxザウルスソ・ラ・ノ・ヲ・トの4回目「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」を観る。今回はノエルちゃんの話。レイちゃんの系譜に連なる感情の起伏が乏しいタイプに見えて、傷つくことも喜びもあるというところが描かれる。カナタちゃんが上手くラッパを吹きこなせるようになる経緯は唐突な感じもするが、とにかく描写に力が入っている。これだけ力が入っていれば、コケる心配はなさそうだな。

息子は1人で学校に行っているが、足の怪我のせいでかなりしんどいようだと先生から電話がかかってきたそうだ。カミさんが明日から学校まで送っていくと言っている。それで、私が娘を送っていくことになる。明日からは少し早起きしなくちゃいけないね。

「出版社要求でアマゾン 電子書籍を一部値上げ」だそうで。まー、アメリカは出版社も強かですこと。ただ、「1冊あたり10ドル(約900円)程度と、紙の一般書籍の2分の1〜3分の1以下」というのを読んじゃうと、アメリカでKindleが売れてるのは本が高価すぎるためなんじゃないかと思うな。日本人は活字を読むのが好きだから本が安い。文庫本バンザイ。

…とか思ってたら、『集まったけど……善意か悪魔か「ハイチに千羽鶴」運動、ネットで炎上』というニュースが。善意なのかもしれんけど、やっぱり非常識としか言いようがないなあ。千羽鶴なんて日本国内でしか通用しないって思いつかなかったのか。というか、日本国内でもありがた迷惑な気が。少なくともオレが被災したときには願い下げだね。善意でやっても相手のためにならなけりゃ、そりゃ支援者の手を煩わせる分だけ無意味以下だ。

『「援助交際しないか」偽1万円札3枚で交渉』ですと。こんな阿呆が世の中には居るんですなあ。33歳ということだが、今までどうやって生きてきたのやら。ちゃんと会社員が務まってたのかしら。しかし、この名字、「よしつね」って読むのか? なんか、先祖もミーハーって感じ?

さて、微妙なニュース3連発行くぞ。『振り込め詐欺未遂:「だまされたふり作戦」で26歳逮捕 容疑で県警 /埼玉』。これも阿呆。「自宅に取りに来て」と言われてホイホイ行くなんて。なんか、最近の日本人は馬鹿になってないか?



2月2日(火)
今日からしばらく私が娘を保育所に連れて行くことになっている。早起きして娘も起きたのに息子だけが布団の中である。起こしに行くと「しんどいー」とか「頭いたいー」とか言っている。昨日の通学で疲れたのか。体温は37度近く。彼は低体温なので、微熱といってもいいかな。けっきょく休ませることになる。私も仕事の切れ目なので(不況で仕事が無いとも言う)一緒に休んで様子を見ることにする。

「トヨタ副社長、海外での大規模リコール陳謝」というニュースが。なんで社長がやらないんだろう。やっぱり創業家の坊っちゃまに恥をかかせるわけにはいかないってか?

「坊やだからさ」



2月3日(水)
今日は息子は学校に行く。カミさんが車で彼を学校に送っていき、私は娘を保育所に送り届ける。しかし、どうも体調が悪い。右鼻の奥とか節々が痛い。それで今日も仕事を休むことにする。息子の学校に電話して、下校できるようになったら電話するよう伝言をお願いする。

夕方になって息子から電話がかかってきた。学校から駅までは荷物を持つしかできないがどうするかと訊くと、学校まで迎えに来てほしいと言う。それで、指定した時刻に校門の前に出てくるよう指示して家を出る準備をする。

自転車を駅前にあるスーパーの駐輪場に停め、店内で価格をチェックしていたら、予定していた電車に乗り遅れてしまった。何をしてるのやら。それでも、電車を降りてから早足で歩くと、計ったようなピッタリの時刻に校門の前に着いた。

電車を降り、息子を改札に待たせて自転車を取りに行く。息子が空腹だというので、またスーパーに戻って買い物をする。「いぶき」の2リットルボトルが139円だったので2本買うと「緑茶好きだねえ」と言われてしまったのであった。いや、必要があるから買ってるんですけど。そして家に戻る。

家に戻ると、すでにカミさんは娘を連れて帰宅していた。娘も体調が悪そうなので、彼女を連れて耳鼻科に行くことにする。自転車に乗って走りだすと「さむい」と言う。やはり風邪の引きはじめか。

診察を待っていると、今日はかなり丁寧に診ている雰囲気である。「変わったことないですか」とか訊いている声がたびたび聞こえてくる。いつもは無言で治療するだけなのに。

娘が椅子に座って彼女の鼻の中を見ると、ドクターはスタッフの人に頭を押さえるように指示する。そして「じっとしといてや。薬塗るからな」と言って先に綿の付いたスティックを壜に入った薬に浸し、鼻の中に挿入する。娘はかなり辛そうだ。必死で我慢している。かなり中であちこちに塗っているようだ。最後に左鼻の内側に差し込まれたスティックを抜かれたときに、大きくクシャミをして、長い鼻汁が尾を引いて飛んで出た。

私の番になり、診察前に状況を訊かれたので右鼻の奥が痛いことを伝えたのだが、今回はまた空前の丁寧さだった。まずは鼻の中に霧状の薬液を噴霧する時間が長い。鼻の奥の痛んでるあたりを薬液が流れるのが判る。そして薬液のついたスティックを鼻の中で回されるのだが、いつもは粘膜に触るか触らないかくらいなのに、今回は本当に「薬を塗っている」という感じである。

そして隅々にまで入り込んでいく。右鼻の中でも上に上がり右に入り右下に潜って、「こんなにあちこち触ってもらうのは初めてだな。でもだんだんツラくなってきた。そろそろ止めてくれないとヤバい」と思ってたら、最後に痛んでいる左下に入ってきた。「あ、そこそこ」というのと「キツい」という思念が交錯する。セックスしている女性の気持ちが少しは……解ったと言うと殴られるか。

そして左鼻の治療を終わったときには両頬に涙の筋が流れていた。あー、本当に「治療してもらった」という感じがする。

今日は節分である。恵方巻をするということでカミさんから巻き寿司を買ってくるよう指令を受け、買い物に出かける。さすがにこういう日は店も強気で、閉店前だというのにまったく安くなってない。しかも娘が食えるようなサイズの小さいものが無く、足りない分を買いに別の店まで行かざるを得なかった。

巻き寿司が1本足りなかったので次の店で海鮮巻きを1本買って帰ったら、息子がそれに齧り付いた後でカミさんに「私も海鮮巻き食べたかったな」と言われてしまった。いや、これは足りない分を補填するために買ったもので…

『トヨタ「プリウス」不具合 先月出荷分から改善 公表はせず』って…あらー、そりゃイカンでしょう。こういうのは絶対にバレるんだから。不具合を否定するなら、なんでそういうことするんですか。しかも、国への報告も副社長がやってるわけね。厭なことは全部副社長に押しつけか。



2月4日(木)
相変わらず体調が悪いので、今日も休むことにする。娘を保育所に送って家に戻ると、午過ぎまでコタツの中で眠ってしまう。

久しぶりにニコニコ動画を観に行く。半年近くご無沙汰だったのだが、ランキングに入ってる曲はあんまり変わってないなあ。新しい素材も出たのでもっと様相は変わってるんじゃないかと思ってたんだが。

しかし、技術的な進化は著しいようでこの動画を観て感動してしまった。スゲエ。 やはり、技術の進歩は日進月歩だし教育による継承が可能だが、芸術作品の創造には才能が必要だ、ということなんでしょうか。



2月5日(金)
以前書いたように台湾の人がイラストをつけたりアンサーソングが作られりしたあの人だが、今回発表された曲には相次いで3本もPVが投稿されていた。しかもどれもレベルが高い。 もう、3つとも観て3回泣いてるの。もう顔グチャグチャ。やっぱりクリエイティビティのある人を惹きつける作品を作る人というのはいるのだなあ。まあ、元歌に付いていたイラストが「描きやすそう」と思わせるようなデザインだったのもあるかな。

久しぶりにファイルサーバの内容をバックアップしたら、500GBのUSBハードディスクがオーバーフローしてしまった。バックアップ用にもう1台1テラバイトのハードディスクを買うかなあ。しかしAmazonで値段を調べてみると、もう少し足せば1.5TBが買える。将来のことを考えれば容量の大きなのを買った方がいいかなあ…と悩むのであった。

相変わらず体調が悪く、明日は保育所の生活発表会があって行けないので、今日のうちに娘を連れて耳鼻科に行く。今日も前回ほどではないが丁寧に診てもらった。娘は霧を吹き込んで粘液を吸い出し、いつもならそれで終わりなんだが、今回は鼻の中を覗かれた後に脱脂綿が付いたスティックを3本も薬壜に立て、突っ込まれている。状態が悪いのか、それとも患者数が多いときには流しているのか。

カミさんも体調が悪いというので、今夜は私が夕食を買いに行く。半額だというのに喜んで、ついつい買いすぎて1000円を超えてしまった。しかし子供たちの食べる量が増えているので、ほとんど残らない。子供たちは塩鮭を焼いたのを皮ごとバリバリと食べている。娘も自分で骨を出して食べている。こういうところでも成長を感じてしまうのである。



2月6日(土)
今日は娘の保育所で生活発表会がある。カミさんが息子を学校に送っていくので、私が座布団を持参して2人分の席を確保しておくように言われている。私が家を出る前に彼女は帰ってきたが、一緒に行く気はないらしい。

娘を保育所に送り届け、そのまま開場を待つ。今日はまたずいぶんと寒い。吹きっ曝しの廊下で行列に並びながら「また雪が降るんじゃないか」とか思ってたら、本当に雪がちらついている。こりゃカミさんは来なくて正解だったか。

会場の遊戯室が開いて、いちばん前に座る。客席が狭くてクラスによって入れ替え制になっているくらいなのに、ギュウギュウ詰めの中に座布団を2つ敷いて場所を確保しているのは非常に居心地が悪い。けっきょくカミさんがやって来たのは開演ギリギリであった。

娘の所属する5歳児クラスは最初と最後に演るので、ずっと座っていなければならない。家に戻ると腰が痛くなっていた。

家に戻って息子とバカとテストと召喚獣の5回目「地図と宝とストライカー・シグマV」を観る。先週、娘が観ていて「バカにーちゃーん」とか言ってたので彼女には見せない方がいいよな。



2月7日(日)
今朝も家族で最初に起きてパソコンをいじっていたら、2番目には珍しく娘が起きてきた。彼女はテレビを点けて、プリキュアが録れてないとか言っている。まだ8時前だよ。そんなに楽しみなのかねえ。

今日から新しいシリーズが始まるのだ。個人的には予告で見たキャラデザにかなり不安があったのだが、冒頭で出てきた先代のプリキュア(キュアムーンライトというらしい)がけっこう好みである。こりゃ意外と期待できるかな…と思ったが、やっぱり主役級は期待外れ。造形だけでなく性格付けもヒドい。前シリーズ「なんで敵役がいちばん可愛いんだ?」と思ってたのを思い出しちゃったよ。

今シーズンの新番組において大トリと思われる刀語の1回目「絶刀・鉋」を観る。これも予告で見たキャラデザは好みではないが、個人的に同じプロジェクト化物語大絶賛だったので期待と不安が半々なのだ。1年で12回という変則的なリリース間隔をあえて採用しているだけあって、確かにクオリティは高い。台詞で伝えられる情報が多いので、声優さんも大変だ。ただ、キャラデザがなあ。横で見てたカミさんにはけっこう受けたようなのだが。

娘が図鑑を見ながら鳥を描いている。カミさんによると、そうしたらどうかとアドバイスしたそうである。見てみると、ツバメはちゃんとツバメを描いているということがわかる。私なんか、あの年代にそういうことはできてなかったような気がするんだがな。

息子の食べる量がますます増加している。自分ではそういう自覚はなかったのだが、私の母が「男の子は食べるから…」と言ってたのが納得できる。先日、彼を迎えに行った帰りに買ったキムチがあっという間に無くなったので大容量のものを買ってきたらさらに勢いがついたようだ。今夜も調子に乗って7杯とか8杯とか食ったということで、動けないとか言っている。カミさんも、一家4人で5合炊きの炊飯器では足りないとか言って買い替えを検討しているようである。いいのを買ったはずなんだけどなあ。



2月8日(月)
息子は今日から一人で通学するということだが、まだ足を引きずっているので早起きして自転車で駅まで送っていく。帰りに遠回りして24時間営業のスーパーに寄ったが、何も目ぼしいものはなかった。やはり朝になったらもうダメか。今日は久しぶりの出勤なので、自転車を使用し有料駐輪場に預ける。

職場に着き、PCを起動してパソコンの画面を見たときに、あまりに見づらいので驚いた。家でパソコンを使うときには新しい眼鏡をかけていたので、それに慣れてしまっていたのである。まだ慣れてないので屋外では使ってないし、かさばるので職場にも持ってきてない。職場のパソコンを使うのは久しぶりだからな。15インチでXGAだから家の15.4インチWUXGAよりかなりドットピッチは大きいはずなんだが、やはり焦点が合わなかったらダメか。まあ、夕方にはだいぶ慣れてきたんだが。

今日は帰りにLinuxザウルスソ・ラ・ノ・ヲ・トの5回目「山踏ミ・世界ノ果テ」を観る。今回も素晴らしいクォリティである。あちこちにエヴァへのオマージュが感じられるのは気のせいだろうか。まあ、同じような世界を描いてるから似てくるのかも…いや、そういう部分じゃなくても、似ているところはあるような。

しかし、1点だけ不満を述べさせてもらえば、なんで女だけなのにタオル着用で入浴するのかね。もっと視聴者サービスを考えてほしいもんだ。まあ、そういう媚びてないところも好ましいと言えないこともないんだが。…まさかパッケージで販売するときに描きなおされる、とか(おい)。



2月9日(火)
今日も息子を駅まで送るつもりで早起きしたのだが、もう靴も通常のものを履いて行くと言っている。包帯も取れているようだ。雨の予報なので私は歩いて出勤。

今日は帰りにLinuxザウルスデュラララ!!の4回目「形影相弔」を観る。また怪しいヤツが出てきたと思ったら、今回は例の首なしライダーの姉ちゃんの話。今まではギリギリのところで現実の枠を踏み外さないでいたのだが、今回はついに超現実的な存在が出現した。まあ今まででも自販機をブン投げる奴とか、ビルから飛び降りてきてそいつのパンチを受け止める奴とか出てきたんだが、首なしとなると虚構のレベルが変わってくる。

いやいや、本当に首がなかったんですねえ。トリックか見間違いじゃないかと思ってた。口がないからPDAで「筆談」してるんだが、アイルランド出身らいしいのになぜ日本語を使ってるかは謎。というか、滞在歴20年らしいし、もともと非現実的な存在だからな。

実際には文字で意志を伝えているのだが、さすがにそれでは観てる方がツライということか、作品中では女性の声が聞こえる表現になっている。それに感情が乗ってるのには違和感があるんだけどね。字幕でもよかったんじゃないかなあ。

彼女は人間ではないということだが、(ひょっとするとこの物語に登場する誰よりも)感情も哀しみも希望もあるということが自然と理解できる構成になっている。

「ドミニカ共和国がカリビアンS2年ぶりV」というニュースが。南米でもちゃんとやってるんじゃないか。アジアでもできないわけがない、と、思うんだが…

「吉田秀彦4・25引退戦に…朝青龍が浮上」というニュースも。まあ、現役の横綱が総合でどのくらいやれるか見てみたい気もするが、準備期間が3ヶ月じゃ厳しいでしょう。曙のときみたいに、話題性だけの興行になっちゃう。

『WDLC、「感動ムービージェネレーター」を提供開始〜石田純一さんが東尾理子さんとの旅行をムービー化』って、どこが「感動ムービー」なんだか。誰だって石田純一と結婚して幸せにはなれないと思ってるんじゃないか。世間ではそうじゃないのかなあ。



2月10日(水)
今日の仕事はキツかった。そういうことで、帰りにLinuxザウルスで観るのは癒し系のひだまりスケッチ×☆☆☆3回目「決断/カップ小さいですから」である。やっぱり女の子というのはいいねえ。でも、何で毎回最後に入浴シーンがあるんだろう? ただ、女子高生の入浴シーンなのに、まったくイヤラしくないのが困ったところ。

しかし、唯一の男性キャラと思われる(たしか共学だと思うんだが、男子生徒は影も見えない)校長先生がウザい。女子高生を観ててほんわかしてても、あの人が出てきて喋りだすとイライラする。困ったモンである。

あ…サブタイトルの「カップ」って、あのカップじゃなかったのね。まあ、沙英ちゃんは「平面」にコンプレックスを換気されるようだが。

今日中に予定の仕事が終わらなかったので、明日は休出しなければならなくなった。もちろん、今日も帰るのは遅い。…しかし、終電近い近鉄電車は、乗車すると酔っ払いの匂いがする。オレは仕事帰りなのに。

「電気柵設置で万全?脱走のニホンザルを公開」というニュースだが…脱走したのはいいが、どこにも行き場がなかったんだなあ。可哀想に。我々だってそうだ。自由を求めて社会から飛び出しても、どこにも居場所はない。この閉塞感。


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