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5月21日(金)
今日は娘は遠足だそうである。体操服を着ると、ぜんぜん雰囲気が変わるねえ。成長を実感するひとときである。

引き続き通勤中にゼロ年代SF傑作選秋山瑞人おれはミサイル」を読んでいる。彼らは地表を知らないということだが、プロペラで飛べる高度を飛んでいてそういうことはあり得るんだろうか。そして降下しているが、その距離が大きすぎるような気がする。まさかそこは木星型惑星か? しかし、鳥が見えたということは、やっぱり地球だな。機械の思考速度が速すぎるから長く感じてただけなのか。

なんでプロペラ飛行なのか不思議だったのだが、ジェットエンジンも装備されてるんですね。やはり燃料節約のためか。いや、敵に発見されにくくするためなんだろう。

今日は朝からメンタルクリニック。前回は土曜日で受付がお姉さんだったので多少の期待はあったのだが、今日はいつものオバサンだった。やっぱり時間帯で分担してるようだな。前回は例外措置だったのだろう。

久しぶりSDS検査を行う。ギリギリ正常範囲に引っかかってるという結果であった。そしてやっぱり処方は現状維持。

京橋駅前で何か配っている。ビラではないがティッシュでもないようだ。何なんだろうと思ったら、ペンケースのようである。配ってるのは、ジョンソン・エンド・ジョンソンだった。これは娘への土産にしよう。ポケットティッシュも配っていた。こちらはモスバーガーだ。景気がいいのか。いや、ファーストフードは売上が落ちてるみたいだから、テコ入れか。(調べてみると、モスは好調だそうだ)

薬局で薬を受け取って職場に移動する途中でスーパーに寄り、緑茶を買う。やはり金曜日はPB商品を除けば2リットルボトルはすべて178円である。どれを買うか悩んでいると、たしか昨日150円均一のコーナーに「生茶」があったのを思い出した。行ってみると、まだ並んでいた。一物二価かよ。4本購入し、レジで精算するときに150円と表示されたのを見て一安心。

今日は帰りにLinuxザウルスけいおん!!の5回目「お留守番!」を観る。いやー、下級生はいいねえ。2年生は子犬みたいだし、1年生は初々しい。観てて和むなあ。…はっ、ひょっとして最近あまり楽しくないのは彼女らが3年になったから?

ああ、2年生どうしでお泊まりとかしてるし。ああ、可愛いなあ。手のひらの上で転がしたいくらいに。しかし、「そのチューブみたいにオレもしごいてくれ〜」とかいう方面に話を振ってはいけない。

しかし、やっぱり新入部員は入ってこないんでしょうか。来年のあずにゃんが心配だ。

「あの電話」がいつかかってくるのかと待ち構えていたのだが、なかなかかかってこない。これはもう描かれないのかなあと思ってたら最後に出てきた。あれは2日目のことだったっけ。

とか書いてたら、ヘッドフォンから同じようにが流れてきて不覚にも(というのもおかしいが)感動してしまった。いい曲だ。

「石川に全米プロ招待状…4大大会すべて出場へ」というニュースで、写真のコメントが「全米プロの招待状を疲労する石川遼」になっていた(現在は修正されているようだ)。わっはっは。しかも、なぜかGoogleニュースの見出しになっているので大目立ちである。



5月22日(土)
今日も娘を連れて耳鼻科に行かねばならない。昼前に起こしに行ったのだが、起きない。カミさんが昼寝しているので雨戸が開けられないせいかなあ。仕方がないので抱き上げて階下に下りる。しかし気を許した隙に逃亡して寝室に上がり、カミさんの布団に突っ伏していた。おいおい、起きてくれよ。

耳鼻科での診療はいつも通りかと思ったら、鼻の中に金属製の筒を突っ込まれて粘液を吸われた後、片方の鼻の穴を押さえて「軽ーく鼻かんで−」と言われる。スムーズに息が抜けたと思ったのだが、再度筒を突っ込まれて吸われる。いちど吸われて痛かったところをまた吸われたのでさらに痛い。終わったときには涙が出ていたのであった。

最近、娘が「〜なのだ」とかいう喋り方をしている。どうも、真・恋姫無双〜乙女大乱〜影響らしい。ううむ、何だかなあ。将来、「アニメのコスプレをしたい」と言いださないことを父として祈るばかりである。



5月23日(日)
娘は相変わらず「桃太郎」「同人誌」(カミさん談)を自分の机でせっせと書いている。そのうち、「はなしがかけないー」と言って転がっている。そのことをカミさんに話すと、「こんな歳からそんな因果な…」と言っていた。何か身につまされるものがあるのだろう。

息子にカミさんがなぜかバトル・ロワイアルを勧めたので、彼は読みたいと言っている。まあ私も絶賛したクチだから別にいいんだが。それで、カミさんが図書館で借りてきた。息子もハマったようで、ずっと読んでいる。

娘が遊んでほしいと言ってきた。積み木でお家を造るんだそうである。私は高く積むことだけを目指すが、彼女はありあわせの小物を使ってキッチンとかトイレとか庭木とかテレビとか作っている。創造性豊かだというか、やっぱり女の子はおままごと感覚だというか。

夜になっても娘は隣の部屋で絵本を書いている。左のページに絵、右のページに文を書いているようだ。まだ字を書くのに自信がないので、目の前にひらがなの一覧表を立てかけて作業をしている。しかし、私と息子が居間で話をしていると、「うるさい!」「しゅーちゅーできへん」と怒鳴られてしまった。…うう、母親に似てきたねえ(と、目頭を押さえる)



5月24日(月)
今日も朝から、婆さんの小便のような雨がジョボジョボと降っている。雨は厭だよ。通勤に自転車が使えないから時間がかかるし疲れる。早起きもしないといけないし。こんなに雨が続くということは、まさか梅雨入りなのか?

今日も娘と一緒に家を出る。彼女は家を出る直前になって「おしっこ」とか言い出したり体操服を忘れたり水筒を忘れたりする。タイムスケジュールを10分早めて正解だったな。

電車に乗ろうとすると、今日はまたずいぶんと混んでいる。いつもは何とか座れるくらいなのに、すでに到着した時点で席は埋まり立っている人までいる。そして京橋で降りて職場まで移動する道も、いつもより明らかに混んでいる。

ビラ配りも多い。無料の健康診断(たしかWBSで取り上げていた記憶があるが、これは新しいビジネスだな)に和食の店、そしてポケットティッシュを配っているところもある。久しぶりだな。カフェバーのようである。最後にずいぶん威勢のいい集団がいると思ったら、オロナミンCを配ってた。なんだか、今週になって急に景気が良くなったんじゃないかという気がする。5月の途中なんだが、何があったんだろう?

今日は帰りにLinuxザウルスAngel Beats!の7回目「Alive」を観る。主人公の記憶が戻ったということだが、やはりこの記憶にも違和感がある。妹の入院費は払えるのに、なんで最低限のバイトしかしてないというのか。

そして最大の疑問は、妹の死に対して主人公が自責の念を感じていないようだということ。ふつう、ああいうことになったら、死は不可避だったとしても責任を感じるのがドラマというもんじゃないのか。

しかし、「釣りキチ三平」ネタなんて、今の若いモンに分かるのか?

それにしても、本命のヒロインは「天使」だったとは。なかなか凝った構成ですなあ。まあ、何となく世界観がウソ臭いので油断はできないが。とか思ってたら、ラストで新展開が。あの天使とこの天使の関係は?(容姿が同じかどうかは再生を制御できないので確認できない)

とか書こうとしてLinuxザウルスに挿していたヘッドフォンmp3プレーヤーに繋ぎかえようとして、Linuxザウルスを落としてしまった。ホームの硬い地面の上でガチャンと大きな音を立てる。ああー、やっちまった。「使えなくなると日常生活に支障を来たす」とか言いながら不用意なことを。

すぐに拾い上げてみると、画面は一面の横縞。死ぬほどのショックを受けてもいいはずだが、なぜか現実感がない。ドジって事故で死ぬときにもこういう感じなんだろうか。

とにかく、まず電源を切る。そして落ち着いてから電源を入れる…と、再起動している。ひょっとして、ハードディスクが読めなくなったのか。最悪の事態が思い浮かぶが、やっぱり現実感がない。

起動してデータの読み書きができることを確認して、よかった、と思ったことであった。その間に心配してたのは、前回取り込んだ後に入力した日記が復旧できなくなるなあ、ということであった。どうもピントがずれているような気がする。

家に戻ると息子が起きていた。もう翌日になってるんだがな。身体が痒くて眠れないと言っている。かなり身体が火照っているようなので、外に連れ出して夜風に当てることにする。自転車の後ろに乗せて走りだすと、「涼しい〜」と言う。訊いてみると、やはり風呂に浸かったようである。

スーパーに入り、飲料売り場で身体を冷やさせる。個人的に体温が上がったときは緑茶を大量に飲んで内部から冷やすのも効果的である。アイスクリームとか飲料を買い込む。しかし家に戻ると、寒いのに痒いとか言っている。いったいどうしたんだろう。

寝室は人口密度が高くて暑いので、居間の隣で寝るように言う。眠れないようなことを言っていたが、横になるとすぐに歯軋りの音を立て始めた。やっぱり眠かったんだな。



5月25日(火)
息子は夜が明けてもまだ痒いと言っている。いったいどうしたんだろう。今までこういうことは記憶にない。本人は眠れなかったと言っているが、眠ってるときには意識はないからな。このあたりは不眠と同じ。しかし痒いのは問題だ。今日は医者に行ってから登校させることにする。

どうも娘の機嫌が悪い。起こしても起きないし、シャツを2枚重ね着してたので1枚でいいと言ったら、上から着てるのを着たままアンダーシャツを脱ごうとして脱げず、布地を伸ばしてしまって怒られている。

家を出て歩き出すと、自転車に乗せろと言う。一緒に家を出始めた頃に自転車に乗せてやろうかと言ったら嫌がられたんだがなあ。今日は体調が悪いのか?

今日も帰りにLinuxザウルスAngel Beats!の8回目「Dancer in the Dark」を観る。うーん、やっぱりウソ臭い。「プログラムを書き換えた」って…マニュアルも読めないヤツが、なんでそんなことができるんだ?

それに、ゆりっぺ、強すぎ。みんな刺し違えてしか止められない「天使」を、あっさりやっつけちゃうし。ひょっとして、コイツが「神」なんじゃないか。まあ、あまりにありふれた設定だが。

駅から出ようとしたら雨が降っていたので構内に戻って待合室で時間を潰そうと思ったのだが、定期で改札を通ろうとするとエラーになるのである。入出場情報が異常だとか表示されている。ついさっき、正常に出られたんだけどなあ。

今夜も息子は起きている。昨日と同じくらい痒いと言っている。昨夜のように居ても立ってもいられない、という状態には見えないんだが。けっきょく、彼は2時過ぎまで起きていたのだった。



5月26日(水)
今夜から出張である。明日の朝一番に遠方の客先に出なければならないので、前日に移動しなければならないのである。大きな荷物を持って出勤しなければならない。昨夜は出張の準備をしていたら遅くなってしまった。疲れた。

カミさんは息子が睡眠不足で疲れているようなので、今日も遅れて登校させることにするという。

娘を起こしたが、今朝も調子が悪そうである。ぼーっとしていると思ったら、体温を測っていたようだ。熱はなかったということだが、しんどいようである。カミさんによると、クラスでも休んでいる子が多いそうだ。5月病か。けっきょく、カミさんも仕事のピークが過ぎているというので休ませることになる。おかげで、私も駅まで車で送っていただいた。今夜から出張で荷物が多いからどうしようかと思ってたんだ。

昨夜は改札を通ろうとしてエラーになったのだが、今朝はふつうに改札を通ることができた。するとやはり、短時間で出入りすることを制限しているのか。複数人が共用することでも警戒してるんだろうか。それは、利用者の正当な権利を侵害するものだと思うんだがな。

今日の夕方からまた前日移動で出張である。京橋から大和路快速に乗って行くつもりである。遠回りになるが、乗り換えが最小で済むしずっと座って行けるだろう。

現在は自分の席があるのとは別のフロアで作業をしている。内線PHSの充電器とか社内用のサンダルとかは自分の席に置くことにしているので退社前に置きに行くと元上司に呼び止められる。これを適当に切り上げられないのが私の弱さである。

作業場所に戻り、緑茶を入れたペットボトルを鞄にしまおうとして、それが空なのに気がついた。そういえば自席のあるフロアの冷蔵庫に入れてある2リットルボトルが残り少なくなってたから、新しいのに入れ替えて持ってくるつもりだったんだ。まったく齢を取るとやるべきことをすぐに忘れてしまう。

後から考えればそのまま出発すべきだっtのだが、鞄の中に飲むものがないのも不安だし来週出社したときに冷えた緑茶が少ないと健康維持に支障が出る。それで、またエレベータに乗って自分の席のあるフロアに戻る。

また作業場所に戻り緑茶を充填し荷物を持って職場を出たときには、予定の列車が出発するまであと8分。ふつうは少なくとも10分はかかるんだが、急げば何とかなるだろう、と楽観的に考える。最終の便じゃないし。

こういうときに限って、エレベータの途中で人が乗ってくる。降りて歩きだすと、デカいスーツケースをガラガラと引きずった女が私の前に立ち塞がる。うがー!

ヤバい。ギリギリだ。しかし京橋駅に着くと電光掲示板には目的の列車の前の便が表示されていた。どうやら遅れているらしい。ラッキーである。それで定期で入場して目的のホームに向かったのだが、途中のホームを通っているときにちょうど電車が到着したようで、人波に巻き込まれる。思うように動けない。もういいかげんにしてくれー。

それでも駅に入った時点で前の便がまだ着いてなかったんだから多少時間がかかっても大丈夫だろう。と思ったのだが、目的のホームに上がってみるとその次の便は目的の列車と違う。乗ろうと思っていた次の便のようだ。ひょっとして、次の便を飛ばして先に行ってしまったのか。

仕方がないので、外回りで天王寺まで行って、そこで乗り込むことにする。外回りの方が近いので追いつくのである。

しかしやはり、環状線は混んでいる。当然のことながら座れない。それはまあいいのだが、いつもより荷物が多いので重い。手が痛い。しかもなんか年齢層がバラバラな一団に囲まれてしまった。その中の子供が私の横を通って反対側にいる女のところに移動するときに足を踏んでいった。コノヤロー。

鶴橋で大量に降りるはずだから少なくともそれまでには座れるだろうと思っていたのだが、ぜんぜん人が減らない。重い。暑い。この気温なら冷房を入れるべきだろ。けっきょく、天王寺までずっと立っていた。

天王寺で目的の列車が着くホームに下り、待っているとホームが人でいっぱいになってきた。列のいちばん前で待っている私の前をゾロゾロと人が通り過ぎてゆく。こんな接触しそうな距離で、のべつまくなしに通過されると、すげぇストレスである。

そのうちに、目的の列車が遅れているというアナウンスが流れた。だったらなんで京橋で遅れてなかったんだよ。ひょっとして電光表示されていた便の次に来てたとか。そんな阿呆みたいな。

入ってきた電車は満員である。これは、少しばかり我慢して立っていてもしばらく座れそうにない。あっちから大阪に通勤してる人も多いだろうからなあ。前回は空いていた印象があったのだが、あれは日曜の夜だったんだよなあ。通勤時間帯をナメてましたよ。

けっきょく、いったんは乗車したものの意気阻喪してしまい、乗り込んでくる人波に逆らって引き返しすぐに降りる。もう一度京橋に戻って大和路快速に乗りなおそう。1時間遅くなって最終便になってしまうが座って行けるならその方がいい。こういう状況での方針変更は往々にして墓穴を掘るものだという認識はあるのだが、もう肉体的精神的に耐えられそうにない。

また階段を上り下りして内回りに乗り、また環状線を引き返す。やっぱり座れない。次の桃谷でシートの端に座ってた客が降りたのでそこに座ろうかと思ったら、その横に座ってたオバハンがそこに移動したので座る気をなくす。まだまだ体力的に限界ではないということか。

ようやく京橋に着いた。もう何をしているのかわからない。そうなると、こんどはこれに乗れば本当に目的地まで行けるのか不安になってきた。たぶん最終だと思うので、少しでも計算違いがあると、途中で乗るべき列車が無くなって進退に窮することになる。

最悪この便で間に合わなければ、また天王寺まで戻れば何とかなるはずだ。そうなると本当に馬鹿以外の何者でもないが。

それで携帯で経路検索してみたのだが、Yahooはバカなので近鉄特急を使うルートしか出てきやがらねえ。ウチの会社はケチだから特急料金は出してくれないんだってば。

それでジョルダンのサイトを検索して調べてみたら、JRで行くルートも表示された。しかし、わざわざ内回りの遠いルートを使うので、そのルートが出てこない。精神的にパニックになっているので、どうしたらいいかわからない。パソコンなら使い慣れているのでそういうことはないはずなんだが。

けっきょく、目的駅の最終到着時刻を検索して、それを到着時刻に指定してその前の乗り換え駅の出発時刻を検索し、またそれを到着予定時刻にして…というのを繰り返して確認する。ああ、やはりこの便が最終だ。

安心すると尿意を催しているのに気がついた。最終なので途中で下車したらアウトである。それで、トイレに行っておくことにする。あと…7分か。たぶん間に合うだろう。しかし、今日はツイてないから何が起こるかわからないなあ。まあしかし、最悪でも外回りを使えば何とかなるから、ということでまた階段を下りてトイレに行く。

やってきた列車は人がいっぱい乗っている。京橋始発ではないのか。だったら、もっと前の駅で降りて乗り換えるべきだったな。まあ、そのあたりをすぐに確認する方法が思いつかなかったし、情報の解釈を間違えて乗れなかったりしたら目も当てられない。

私が乗り込んだ入口周辺の席はすべて埋まっている。また立たねばならないのか(大阪では座れると思うが)と思ったら、隣のドアから乗り込んだにーちゃんが、空いている席に座らないようである。彼の後ろの乗客が乗り込んでくる前にそこに座らせていただく。地獄に仏の気分である。これで、この便の終点までは座れる。

そして1時間近くかかって乗り換え駅に着いた。ここからは単線ディーゼルである。列車を降りてホームの電光表示を見ると、同じホームの反対側に来るようだ。しかし、乗ってきた列車は終点なので回送になると思うんだが、「Out of service」の矢印はホームの反対側を指しているのが不安だ。

ホームの時刻表を確認すると、やはり○番線だ。しかし、それにしてもなかなかやって来ない。前回来たときは着いたホームの反対側で待ってたような記憶があるんだが。

ホームの電光板に表示されている出発時刻の1分前になろうとしているのに目的の列車はやってくる気配がない。他の線路も静かだから、ホームを間違ってるわけでもないみたいだし。まあ、他のホームに着いたときに備えて鞄を背負って立ち上がる。

そのとき、遠くでアナウンスが聞こえてきた。「○番乗り場に、停車中の、電車は…」とか言っている。ええっ、まだ来てないぞ。とか思ったら、この列車は1両編成なので階段の向こう、ホームのはるか前方に停まっていたのだった。慌てて走る。私が乗り込んだら扉が閉まった。ヤバかった。気づかなかったら野宿の可能性もあったぞ。

発車ギリギリに乗り込んだらので、当然のことながら座席はすべて埋まっている。けっきょく立つことになるのか。ほとほとツイてないことである。まあ、乗れただけマシだと思うべきか。

とか、書いてるうちに…ああ、Linuxザウルスのバッテリー残量が1目盛り減ってしまった。まあ、SL-C700の充電器が使えるみたいだから大丈夫だろう。

乗り込んだときには乗車率100%を超えていた車両も、私が降りるときには乗客は5人だけになっていた。やっぱり地の果てだな。定期で乗ったので精算がまた大変だ。精算機がないので人力で行うことになるが、駅員さんは記載してある駅がどこにあるかわからないみたいだし。

時刻表を繰って料金がわかったようなので金を払い、入場記録を消してくれるように言うと、一瞬意味がわからない様子。説明すると、ここでは消せないのでということで証明書を書いてくれる(名称は「ICカード等処理連絡票」)。これもレアなので写真を撮っておこう(いま写真を加工してて気づいたのだが、ここはJR東海なのね。だから精算が面倒臭かったんだ)。

あとは歩くだけだから安心だと思ってたら、駅からホテルに行く途中で道に迷ってしまった。初めてだった前回はそういうことはなかったのに。いったい何なんだ?

チェックインを終え、スーパーに入ったときには22時を過ぎていた。握り寿司や刺身はもちろん、すでにめぼしい総菜は無くなっている。ただ、398円の巻き寿司が100円で叩き売られていた。運がいいのか悪いのか。主食が安くついたのでちょっと贅沢をしてビール系飲料は「淡麗<生>」を買う。やはり味が濃いな。



5月27日(木)
カミさんが2リットルボトル用のペットボトルケースを買ってくれたので、昨夜スーパーで夕食と一緒に164円で買った「お〜い お茶 緑茶」「濃い味」を収納して部屋を出る。しかし、ホテルを出るときに気がついた。500mlのボトルを持ってくるのを忘れた。昨日冷蔵庫に入れたままだ。

大きいボトルから小さいボトルに移して飲もうと思ってたんだがなあ。大きなボトルでもあるだけマシだと言われればそうなんだが、大きい方のケースは新しいせいか化学薬品みたいな匂いがするんだよな。

今夜もホテル近くのスーパーで半額になった総菜を買い込む。晩酌は麦とホップ。ちょっと味がわざとらしい。飲むのが嫌になるということはないが。



5月28日(金)
ホテル近くに百五銀行とかいう銀行がある。客先に移動する途中でも第三銀行とかいうのが見えたりする。鑑定団によると、ある時代にできた特定のタイプの銀行について順番に名前をつけたらしいが。安易というか、よくそれだけつ作って需要があったもんだというか、よく共食いしなかったもんだな。それだけ儲かったということか。

出張帰りのディーゼルカーの中でトイレに入ると、「手をかざすと水の流れる音がします」と書いてある。そんな機能がついてるですか。ディーゼルカーなのに生意気な。しかし一つ疑問があるんだが。電車(じゃない列車だ)のトイレにそんな機能必要なのかね。停まってても音がしてるくらいなのに。

流すときも泡が流れるようになっているし、非接触で操作するようになっている。ハイテクだ。外見は旧いのに。下手すりゃ垂れ流しなんじゃないかと思ってたらくらいなんだがな。てゆーか、そーゆートコに金かけるくらいなら、先にやるべきことがあるんじゃないかと思うんだがな。

終点に着く前にもう一度入って観察してみると(電車に乗り換えるとトイレはついてないと思われるので)、除菌クリーナまで付いている。このあたりはユニットになってるからリフォームするとなると他に選択肢がないんだろうか。そういや、ホテルの部屋も最近はどこに行っても造りが同じだよな。

ディーゼルカーの中で寝てたので、もうこれ以上眠れそうにない。ゲームにも飽きたので録画して持ってきた番組をLinuxザウルスで観ることにする。何を観るかの選択条件は、同僚に覗き込まれても馬鹿にされにくいと思われるもの。それで閃光のナイトレイドの6回目「乱階の夜」を選ぶ。

今回はドイツ語が出てきてまた字幕が読めない。中国語の場面は暗がりだったので何とか読めたが、すぐに私の認識能力を超えた。こういうマルチリンガルな作品はLinuxザウルスで観るには向かないな。

しかし、なんで「能力」を使わずに、おめおめと捕まってしまったんでしょうね。何か理由が示されないと、リアリティが削がれると思うんだがな。



5月29日(土)
今朝も早起きしたが朝食を食べると猛烈に眠くなる。しばらく居間の隣で気を失う。

今日も娘と一緒に耳鼻科に行く。今日はけっこう混んでいる。私がLinuxザウルスでソリティアをしていると、今日も「ご、したい」と言われてLinuxザウルスを取り上げられる。眠いので寝る。

順番が来て娘の診療。まずは鼻の中に噴霧し、透明なチューブを穴にくっつけて粘液を吸い出す。前回あたりより少ないようだ。いつもなら再度噴霧して口の中に移るのだが、今日は鼻の中を覗き込んでいる。そして補助の人に頭を押さえているように言い、直径1cmほどの綿の玉に薬を浸ませて右鼻の中に挿入する。周囲に付着した粘液を吸って左鼻とかの処置を終えて綿の玉を引っ張り出すと、それは薄赤く染まっていた。鼻血が出てるですか。チューブで吸い出した粘液は透明だったんだが。

鼻の中をいじられると娘はクシャミが出る。補助の人にティッシュを渡されて鼻をかんだら、真っ赤になっていた。かなり出血しているようですな。そしてまた綿の玉を挿入して後ろの席で待っているように言われる。出血が止まるのを待つのか。

その間に私の治療。いつも右鼻の方がチクチクしてるのだが、薬液つきのスティックを突っ込まれたときには今回も左鼻の方が抵抗がある。今日は摩擦を感じたくらいである。そして今日も金属の筒を突っ込まれて吸われた後、片方の穴を塞がれて鼻をかむように言われる。そしてまた吸われる。やっぱり痛い。今日は涙までは出なかったが。私がネブライザーしている間に娘の2回目の治療開始。ネブライザーしてると治療の様子が見えない。まあ、先に治療を終えた患者に見られても困るんだが。

私が鼻とノドのネブライザーを終えても娘に対する2回目の治療は続いている。そしてまた綿の玉を挿入して後ろの待機席で待っているように言われる。そして検査室に何かを置いてから受付の奥に引っ込んでしまった。2人並んでソファに座って待つ。娘は眼がうるうるしているが、落ち着いてはいるようだ。

しばらくして出てきて、3回目の治療開始。最後は、先に綿の付いた細いスティックにチューブから出した薬を付け、鼻の中に塗っている。そして右鼻の中を端から端まで確認してやっと口に移った。

昨夜カミさんにパンが無くなったと文句を言われたので、今日も安くなる時刻を見計らってスーパーに行き、パンを大量に買い込む。土曜日のこの時間に値下げされるという情報は価値が高い。



5月30日(日)
今日は息子は学校の友達と遊びに、娘は祖母と奈良に行くそうである。娘に頼まれていたので起こしに行ったが、声をかけても起きない。「行かへんのか?」と言うとやっと起き上がった。

息子にも声をかけたが、30分後で間に合うと言っている。それで30分経っても起きてこないので上がって起こす。それでも起きないので、また起こしに行く羽目になってしまった。けっきょく、3回も階段を上り下りすることになってしまったぜ。

子供たちを送り出すと、例によって猛烈に眠くなる。彼らの食べ残しまで平らげたせいか。カミさんは起きてきたが、私は隣の部屋で寝る。

今日も値下げする頃合いにスーパーに行くと、1リットル紙パックの野菜ジュースが半額になっていた。最近、野菜ジュースやヨーグルトが安くなった場面に出くわさないのでラッキーだ。パンも買い込む。

今日、工人舎のPM1をポチッとしてしまった。Linuxザウルスを落としたりして代替機の必要性は認識していたのだが、Amazonで買うとマーケットプレイスのうえに、ふつうの店より1万円以上高価いので買う決心がつかなかったのである。しかし、価格.comで調べてみるとNTT-X Storeで最安値よりも2000円だけ高価く売っているのを発見した。NTT-X Storeだったら夜逃げされる心配はないだろうということで、ここで購入することにする。2000円は安心料だ。しかし注文してみると、クーポンで2000円引きになったので、結果的には現時点の最安値で買えたことになる。ラッキーである。

問題は、ネットワークが無線LANしか使えないので、無線環境を導入しなければならないことか。無線LANを導入するのはあんまり気が進まないが、これを使うときだけ電源をオンにすればいいか。あと、容量拡張のためのmicroSDHCカードが要るか。何かと物いりだな。

娘が帰ってきた。奈良公園でシカに追いかけられて転んだそうだ。おみくじをするかと言ってくる。土産物のストラップだ。使いたいのね。大吉とか小吉とか読めると言っている。それも嬉しいのだな。

息子は15時に帰ると言っていたのだが、夕方になっても帰ってこない。彼と一緒に出た友人のお母さんから電話がかかってきたそうだ。彼だけ(所持金が少なかったので)映画を観なかったのだが、待ち合わせの場所に来てないという。館内で呼び出しをしてもらったが無反応だという。ううむ、彼のことだから何か抜けたことをしてるんだろうなあ。困ったもんである。

かなり遅くなって息子が帰ってきた。彼も待ち合わせの場所で合流できなかったとか言っているが、向こうの言ってた場所と食い違っている。というか、映画の終わる時間はわかるはずなんだから、その頃にシアター出口の前で待ってたらいいじゃないか。いやそもそも、15時に帰るとか言ってたのに何でこんな時間になるのかね。楽しいはずの外出で相手に心配させちゃイカンでしょ。



5月31日(月)
皮膚科で処方された強い薬を使っても息子の痒みが治まらないので、今日はカミさんが職場の口コミで勧められた医者に連れて行くことになっている。遠くまで行くならついでにということで、娘も一緒に診てもらうそうだ。それで私は小学校に連絡を入れ、独りで出勤する。

Linuxザウルスけいおん!!の6回目「梅雨!」を観る。そうだよねえ、梅雨はイヤだよねえ。雨が降ると自転車が使えないから通勤が大変なのだ。現実にももうすぐ梅雨入りなので、感情移入も倍増である。観てると、今も雨が降っているように錯覚して、「どうやって帰ろうか」とか考えてしまったですよ。

しかし、唯ちゃんのギターに対する愛情は(かなり歪んでるけど)ちょっと常軌を逸している。まあ、こういう天然なタイプの方が真面目に努力する人間より進歩が早かったりするんだが。

「ひだまりスケッチ」でもそうだったが、下級生の方がパソコンには詳しいという設定なのね。1年の違いだったら、そんなに大した差じゃないんじゃないかと思うんだがなあ。家庭環境の方が大きいと思うぞ。実際の若い人たちはそう感じているんだろうか。

でもやっぱり2年生の方が可愛い。まあ、一瞬だけ映った澪ちゃんの家庭内での姿も良かったが。とか思ってたら、ラストでベースを愛でる姿にヤラレた。悔しいが爆沈だ。

家に戻ったときはみんな寝室に上がっている。かなりの量と種類の薬をもらってきているようだ。飲み薬も塗り薬もある。こりゃ大変だな。とか調べていると、娘が一人で下りてきた。「べんきょうせな」とか言って、ひらがなの書き取りを始める。おいおい、もう23時過ぎだぞ。

彼女は車に酔って吐いたとか言っている。キミも車酔いするようになっちゃいましたか。子供というのは親のダメなところばかり受け継ぐもんだねえ。ツラい。

彼女は腕に巻かれた布がずれているのを気にして直そうとしている。こういうことが気になるとそれ以外見えなくなる性格だからな。でも片手で布を押さえてテープを貼るのはまだ無理でしょう。そういうことで手伝うが、巻いた位置が元と違って気に入らないと言い、また剥がす。大変だね。

下りてきたカミさんに診療の結果を訊くと「もう1年早く行ってれば…」と言う。「えっ、手遅れだったのか!?」と思ったら、小学校に入る前なら娘の治療費は無料だったのにとか言っている。かなり取られたようである。ウチは貧乏なのだ。

かなり薬の副作用が強いようで、娘は家に戻ってきてからずっと眠っていたそうである。それで起きてたのね。息子の学業に支障が出るようだとツラいな。私も抗鬱薬の飲み始めは辛かったからなあ。


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