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▲6月21日(月)▼
息子は新しい医者で出された薬を飲み始めてから体調が悪いようである。今朝になっても頭がガンガンするとか言っている。微熱もあると言っているが、定期テストが近いということで母親に諭されて家を出るのであった。
先週の土曜日に耳鼻科に行けなかったので、今日は早く帰って通院することにしている。それで今日は見終わった後に日記を書いている時間が少なくなるので帰りにLinuxザウルスで「けいおん!!」の11回目「暑い!」を観る。またおバカに逆戻りですか。まあ、笑えたからいいんだけど。
19時に家に戻るとカミさんに驚かれてしまった。今日は早く帰って耳鼻科に行くから娘に準備させておいてほしいと伝えて、帰り際にメールまで送ったのに忘れていたらしい。幸い、娘は家を出られる状態だったので一緒に耳鼻科に行く。
娘は「なぞなぞ」の本を持って行くと言う。そして自転車の後部座席から問題を出される。ハマると深いところは母親に似たのか。医院に着いたとき待合室には誰もいなかったのだが、なかなか名前を呼ばれない。先生も休憩中のようである。娘の「なぞなぞ」の相手をしながら待つ。呼ばれるとドクターが検査室から出てきて診療器具を起動した。
今日はまた丁寧に診てもらえた。薬液つきのスティックを鼻に入れられたときも、今まで入ってこなかったような隅々まで侵入してきて、ちゃんと粘膜に触れている感触がある。いつもはおざなりに鼻の奥で1回転させるだけだったからな。
「鉄道ファンをターゲットにした、“鉄ちゃん”市場が熱い」という記事が。WBSでも取り上げられてたけど、工場見学なんてタダだと思ってたんだがな。まあ、宿泊とセットになってるということは、遠方の人向けなんだろうな。地元に私鉄がいっぱいあってラッキーだといえばそうかもしれない。
▲6月22日(火)▼
今朝も息子は体調が悪いようで、起こしてもなかなか起きない。しばらくして下りてきた彼は私が冷蔵庫に入れていた緑茶のボトルからコップに注いでガブ飲みし、空になったので今日職場に持って行くために出していたボトルを冷蔵庫に入れる。まあ、薬の副作用対策なら仕方ないか。私もそうだからな。親子そろって薬の副作用で眠いというのは、なんと因果なことであろうか。
家を出たところで娘が「あめ、ふってるから、かさ、いるんちゃう?」と言う。ポツポツだし午後には晴れる予報だからいいんじゃないかと思うんだがな。まあ、本人がそう言うなら持って行かせよう。天気を気にしないよりはマシだ。
今朝も娘は自転車に乗せろと言う。私の自転車は乗りにくいようだ。子供用の座席を取り付けた自転車はその座席にステップが付いてたからな。それで乗るときに傘を持っていてくれと言われて後ろに手を回して受け取ったところで自転車が傾いたせいで前カゴに乗せていた鞄が落ちてハンドルからぶら下がる形になり、大きくバランスを崩してしまった。
「ごめん、ごめん、…」と言いながら、足をついてくれと言おうとして適切な言葉が出てこない。しかし気がつくと娘は後ろで立っていた。よしよし、偉いぞ。
校門の前で娘と別れて駅に着くと、またJRはダイヤが乱れているようである。困ったモンである。「原因は踏切の無謀横断によるもの」って、他人のせいにしちゃいけませんねえ。なんでそのくらいでこんなにダイヤが乱れるんだ。
電車を待つためにベンチに座ってると、隣に座った男子高校生がいじってる形態のストラップが、ニャンコ先生だった(「いなかっぺ大将」じゃなくって「夏目友人帳」の方ね)。あらあら、あの作品の読者なのか彼女にもらったのか。まあ、オレもアニメを観てたから、他人のことは言えないんだけど。逆にオジサンが観てる方がキモいとメインの読者には言われそうだな。
今日は帰りにLinuxザウルスで「Angel Beats!」の12回目「Knockin' on heaven's door」を観る。あのバンドも「消滅」ですか。消えてゆく彼女らに対して、何と言えばいいのだろう。これがこの世界の成り立ちだとしたら、無常感が満載である。
しかし物語はまだまだ続く。この黒い連中、なんで人間と同じ攻撃で倒せるんだろう。姿とか消え方とか見ると、そういう感じじゃないんだが。
そして今度はゆりっぺが別の世界に迷い込んだようであります。ああ、便器に跨った姿を見せるなんて…でも、この世界は「夢」だったようであります。そして、彼女から語られるこの言葉が、この作品のテーマなのか? そうだよなあ。悲惨な記憶であっても、それも含めて「自分」なんだから。
そしてそして、やっと彼女は敵の本陣に侵入する。そこで語られるこの世界の真実。ううむ、ざっと聞いただけでは私の貧弱な頭脳では理解できないが、どうもすべての原因は螺旋の奥にあることになるんだろうか。適切な設定だと言えばそうだが。
そして、意味はよく解らないが、彼女はこの世界の支配権を手に入れる権利を得たらしい(ダンジョンをクリアしたからか?)。しかし彼女はそれを否定する。これもこの作品のテーマを補強する行動なんだろう。
この程度で彼女の人生が浄化されてしまっていいのかという気もするが、傍観者の立場では何も言えない。
しかしこれでは話が終わってしまうではないか。そう思ってたら、彼女が目覚めたところには仲間たちの姿が。あと1回だと思うんだが、どうやって完結されるのか。彼女は成仏しましたシャンシャンおめでとー、で終わるわけないしなあ。やっぱり予想できない。
今夜は家に戻ったときには23時近かったのだが、息子がまだ起きていた。何をしていたのかと訊くと、勉強していたという。体調は戻ったのか。
理科がよく解ってないので今度の土日に教えてほしいと言っている。そういうことは先生に食い下がって教えてもらえばいいじゃないかと言ったのだが、理科の先生は苦手だとか言っている。うーん、相性が悪いのはなあ。そういえば、私が理系に進んだのは中学で理科の先生の授業が面白かったからのような気もする。そういうのは大事なんだろうね。
了承すると、すぐに教えてくれと言って教科書を持ってきた。数学もよくわからないと言う。ううむ、キミは母ちゃんに似たのか。可哀想に。娘はアート分野に行きそうだし、私の「理系力」を受け継ぐ子はいないのか(この点については私も父には失望されたはずだから何も言えない)。
まずは数学ということで「1次方程式のグラフが直角に交わるのは傾きをマイナス1倍にするんやなあ」と言ってくる。ええっ、中学校でそういう問題をやるのか。「マイナス1倍」というのは直感的におかしいような気がするが、正解がどうなるかは直感では解らない。
まずは紙にグラフを書いて「y=x+b」と「y=-x+b」は直交するが「y=2x+b」と「y=-2x+b」では成立しないことを確認させる。それで正解だが…脳の図形を処理する回路が錆びついているので、どう考えていいのかなかなか思いつかない。
図を睨んでいるうちに、グラフを90度回転させればいいことに気がついた。そうすると、「y=2x」を90度回転させたグラフは「x=-2y」なので「y=-(1/2)x」となる。一般化すると、「y=ax+b」と直交するのは「y=-(1/a)x+c」である。これを示すと息子は「そんなん思いつかへんわ」と言う。数学の苦手な中学生にこれは無理かもなあ。
理科ではどこがわからないかを説明しようとして、しどろもどろになる。よっぽど苦手意識があるようだ。とりあえずは電圧と電流と抵抗の関係は1次方程式だということを教えると、何とかなりそうだと言う。そういうことも解ってなかったのかね。
『「殺人事件被害者数ランキング」から考える、幸せな国作りのあり方』という記事が。やっぱり大阪がトップですわなあ。予想通りすぎて笑ってしまう。低いところはやっぱり田舎だよな。地域の人間関係が濃密であれば、そりゃ殺人は起こりにくいでしょうね。でも、田舎の相互監視のような「近所付き合い」がイヤで都会に出てきた人も多いと思われる側面もあるので、少ない地方を真似しようと思うとこれには逆行することになる。難しいところである。
▲6月23日(水)▼
娘は独りでトイレに行くのが怖いとか言っている。そりゃ怪談系の本とかアニメとか観てるからだよ。「学校で行くときは友達に『一緒に行こう』言うたら」というと、「うち、ともだちおらへんからな」と言う。えっ、そういう状況なんですか。そういうところも私に似たのかなあ。
今日は朝から雨。出勤時に歩いていると駅に着く頃には、歩を進めるごとにジュクジュクと靴の中で雨水が動き回るようになっていた。靴が軟弱だから。まあ趣味に関係ないモノは、どうしようもなくなるまで使い続けるのが私のポリシーだからな。
今日は帰りにLinuxザウルスで「閃光のナイトレイド」の11回目「闇の探索」を観る。また1回録り逃してるんだよな。オマケに冒頭から英語の会話だ。途中で中国語も出てくるし、もう何が何だかわからない。
しかしなんであの時代のあの場所に原爆(らしきもの)があるんでしょうか。預言者の力? そして桜井氏の狙いは何だ? たぶんあと2回くらいだというのに、謎は深まるばかりでございます。
茂野吾郎に娘が生まれたと思ったら、次のページではもう小学1年生になってたですよ。いきなりウチの娘と同レベルだ。しかし、ウチの子よりも大人びてるように見える。やっぱり都会の子(もしくは帰国子女)はしっかりしてるんだろうか。
「オバマ、企業規制の鬼に?」という記事で、『人間には「発生する可能性が低いリスク」を過小に評価する傾向がある』ということだが、原発が事故ったときのリスクの方がはるかに大きいと思うんだがなあ。
『エプソン製ドキュメントスキャナ「ES-D200」を評価する』という記事が。あら、エプソンからも「自炊」用のスキャナが出たですか。まあiPadが話題になっている今の時期、この分野は狙い目だろう。競争が激しくなるのは購入を検討している立場としてはいいことである。ただ、こっちの方がハードウェア的に多くのページを一度に読み込めるようなのに、ソフトがまだ練れていないようである。悩ましいところだなあ。
▲6月24日(木)▼
今日はワールドカップの決勝トーナメント進出を賭けた一戦がある。引き分けでいいなら相手も攻めざるを得ないから勝機はある。そういうことで早く帰ろうと思ったのだが、いろいろあって遅くなってしまう。開始時刻が2戦目と同じだったら、試合途中に帰り着くことになってしまうな。試合の録画予約はしたが、EPGで予約したので開始時刻を覚えてないのである。
今日も帰りにLinuxザウルスで「四畳半神話大系」の5回目『ソフトボールサークル「ほんわか」』を観る。観てる途中で駅に着いても仕方がないと思いながら再生を始めたのだが、これが前回までとはまったく雰囲気が違って面白い。しかし、ぜんぜん「ソフトボールサークル」じゃないじゃないか。
今回のテーマはカルト宗教とマルチ商法ですか。いかにもいかにもの奴らである。冒頭部分を観たときには、何じゃこりゃと思ったんだけどね。ただ、小津が正義の味方になってるのが…(笑)
そういえば、毎回占い師の婆さんが出てきて、毎回同じことを言い、毎回主人公から金を巻き上げる…というのも、「そういう類いのもの」に対する制作側の嫌悪感の現れなんじゃないか、と、ちょっと邪推してしまった。
しかし、電車を降りて自転車で走り始めても、なんとなく街中の様子が日本代表の試合をやっているような雰囲気ではない。いつもとぜんぜん雰囲気が同じである。ひょっとすると、まだ始まってないのかな。でも、買い物に寄らず家に向かう。
家に戻ってテレビを消した状態でHDD&DVDレコーダーをタイムスリップ状態にして先頭から再生させてテレビを点ける。しかし、ワールドカップ中継ではなかった。カミさんが予約してた映画である。およよ。それで予約を確認してみると、夜中の3時でしたよ。慌てて帰って損した。それでまた買い物に出かけるのであった。
▲6月25日(金)▼
今朝も5時に起きてワールドカップの決勝トーナメント進出を賭けた一戦を観るつもりだったが、起きたときには6時になっていた。観戦途中で起こしに行けないと思われるので、息子に声をかけてから下りる。
立ち上がり、デンマークの速いパスがビシビシと繋がるのに驚く。これはヤバいかもしれない。複数人でボールを取りにいってるようには見えないんだが、とにかくフリーの選手ができてそこにピッタリとパスを出されている。ただ、(私のレベルでは具体的には判らないが)すぐに対策を取ったのか、しばらく経ってからはそういうことはなくなった。そうだとすると、すごい柔軟性だな。
フリーキックをもらってなかなか遠藤が蹴らないと思ってたら…ああ、遅延行為でイエローカードですよ。厳しいなあ。たぶん日本代表はスタミナがなくて(カメルーン戦もそうだったが)試合終了間際に守勢一方になる場合が多いので休んでる時間を長くしようということなんだろうけど、イエローカードは痛い。もう1枚喰らったら1人少ない状態になっちゃうですよ。その不安があるとプレーに影響が出ないかも心配だ。
次のフリーキックは本田。なんで遠藤が蹴らないんだろうと思ってんだが、ドンピシャで先制点ですよ。今回も本田△!ですよ。あれが話に聞く無回転FKというヤツですか。
そしてまたフリーキック。これも本田が蹴るのかと思ったら今度は遠藤が蹴って2点目。相手も本田が蹴ると思ったんだろうね。今度は逆方向からカーブをかけて右隅へ。タイプの違う2人のキッカーがいるというのは相手には脅威だね。これも本田の1点目があったからだろう。
2点リードで前半終了。考え得る限りで最高の展開を超えている。これは相手も気持ちが切れるだろうし、
ある程度は安心して見てたんだが、ゴールエリア内のファウルでPKを喰らってしまった。解説は厳しい判定だと言ってたが、スローで見るとあれは押し倒したと見られても仕方ないですな。キーパーはよく止めたが、正面に弾いてしまったのでこぼれ球を押し込まれてしまった。まああれは仕方ないですね。でも、相手が元気になるのが問題だ。
とか思いながら観てたら、本田が複数の相手に囲まれながらノールックパス!。そして岡崎がごっつぁんで3点目。またまた本田△!ですよ。
いやー、畏れ入りました。前回大会では直前の試合で頑張りすぎたのも敗因だという話もあったので連敗も計算のうちではないかと考えないこともなかったのだが、まさかそこまで肝が据わっているとは思いませんでした。
後で新聞記事を読むと、最初はフォーメーションを変えたので攻められてたのね。前の形に戻して安定したらしい。そして大会前に負けたのは主力と期待した選手が不調だったせいで、直前に戦術を変更したせいらしい。それで予選通過してしまうとは。ひょっとすると日本の潜在力はスゴいのか?
▲6月26日(土)▼
今日は朝からジャバジャバと雨が降っている。それで娘と耳鼻科に行くときにはカミさんに車で送っていただく。彼女も鼻の調子が悪いと言っていたので診てもらうのかと訊いたら、調子がよくなってきたからいいと言う。私と一緒に受診するのはイヤだというのかね。
医院に着いたときには駐輪場には自転車が1台停まっていて待合室では1人が待っているだけだった。こういう状態の方が早く診てもらえる。娘が「なぞなぞ」を2問出して私に次のを読ませているところで呼ばれた。
今回も雨のせいで患者が少なかったせいか、丁寧に診てくれた。薬液の付いたスティックを鼻に入れられたとき、気持ちの悪いところまで触ってくれる。薬の匂いがした。
診療を終え、カミさんに電話してお迎えをお願いする。私と娘は医院の前で傘を差して待つ。しばらくしてネコバス(カミさん)がやって来た。
娘は家に着くと「どらくえ、やりたいなー」と言う。母親とプレイさせてもらえるよう約束したとか言っている。えー、まだひらがなもろくに読めないのに、RPGなんてできるのかね。隣の部屋で始まったのは「マリオカート」だった。「どらくえ」というのはスーファミのことだったのね。しかし、息子のときに続いてまたあの音楽を聞かされることになろうとは。
今日は雨が降っているので娘は外で遊べない。今度は「はみみゅーみゃあ(筆者註:「迷い猫オーバーラン!」のこと)、みせて」と言ってくる。なんか、さらに情報が劣化してないか。アニメにうるさいカミさんがいるので、まずはハガレンを観る。それが終わったところで買い物に行くべき時刻になってしまった。
いま行かないとスーパーが閉まって半額になった総菜を買えなくなってしまう。それでテレビを消すと娘は「はみみゅーみゃ…」と言ってベソをかく。仕方がない。再生して家を出る。私はまた通勤電車の中で観ることになるか。
夕食後に娘が「ぽけもんで、かいてほしいの、ゆーて」と言ってくる。なんか、リクエストを募って絵本を見ながら描いているようだ。しかし、名前を言うと「もうかいた」とか「むずかしい」とか言われてしまう。描けるものはもうほとんど自分で描いてしまっているらしい。それで他人に訊いてるのか。父ちゃんはそんなにポケモンの種類を知らないんだよ。
▲6月27日(日)▼
昨日もそうだったが、息子が将棋を指してくれと言ってくる。母親にマンガを取り上げられているのでヒマを持て余しているようだ。それなら字の本を読めよ。彼が小さい頃は期待もあったしこちらも今より体力気力があったので指すのが楽しかったのだが、今はもう人間と指すのが苦しい。
それで、1日1局ということで指している。6枚落ちで昨日は勝ったのだが、今日は横歩を取られて飛車の成り込みを防げなくなってしまった。けっきょくそのまま、いいところなく負け。上手がこんな大ポカをしてはイカン。
昨夜の子供たちは夜半過ぎまで起きていたのだが、娘が起きてこない。午を過ぎても、15時を過ぎてカミさんが買い物から帰ってきてもまだ眠っている。カミさんが洗濯物を干すときに起こしたが、それでも14時間以上寝ていたことになる。放っておけばいつまで眠っていたかわからない。
ハガレンのアニメも残りはあと2回。息子は散髪、カミさんは昼寝に入るのを延期して家族全員で観る。いやー、すごいですねえ。この収束手順には、重箱の隅が気になる私もまったく違和感を感じないですよ。感じるとしたら、「向こう側」にいる存在が人間的すぎることくらいか。まあこれは、マンガという表現形式を使う以上仕方のないことだろうし、そもそも人間でないホムンクルスが人間になろうとしたということが作品の根幹にあるからな。
私は原作も読んでないし前のアニメシリーズも観てない薄々の一般人だが、それでもこの作者の能力が並外れたものであることは感じ取れる。
しかしこの作者の荒川弘という人は頭のいい人ですねえ。知識の量、そしてそれを理解して統合する力、そこから物語を創造する力、キャラクター造形、表現力、見識…どれをとっても並みの人間からズバ抜けている。これだけ周囲の人間と差があれば、ずいぶん生きにくかったんじゃないかなあ…とか心配してしまうくらいである(余計なお世話)。
カミさんとかは拡げたうまく大風呂敷をうまく畳んだとか言ってるが、個人的にはホムンクルスと人間の闘いというアイデアがあって、そこから逆算してストーリーを創ってるんじゃないかという気がする。そこにホーエンハイムの線を引き、主人公の線を引き、縦糸を増やしていったんかないかと。
息子たちはなんでマスタングの目を見えなくしたんだとか言っているが、これもホークアイとの組み合わせで考えると必然だったように思える。狙撃の名手という特徴づけから「私の目になってくれ」ということになるんじゃないかと。「ホークアイ」という名前も、そこを見据えて付けたのかもしれず。逆にマスタングの目を見えなくするという結末が先にあって、彼女が背中に描かれた刺青に関する経緯が二人の間の心理的障壁になっているという設定にしたという可能性さえあると思う。
そういえば、「海皇紀」も連載が終わるんだったな。次は「修羅の門」の続きを書いてくれないかな。もう、作者も何を言われても動じないくらい大人になったと思うんだが。
今夜の夕食はホットプレートで焼肉。焼けたら喰わなきゃいけないので、量を制限できない(言い訳)。ああ、またコレステロールが増えてしまったぜ。
今日も娘はポケモンの名前を言えとうるさい。仕方がないのでパソコンで「ポケモンぜんこくずかん」を見ていたら、今度はそれを見て描かせろと言ってパソコンを取り上げられてしまった。困ったモンである。
▲6月28日(月)▼
今朝も通勤中にオロナミンCを配っていた。いつもはビラを配っていても無視して通り過ぎるの多い通勤の人たちだが、今日はねーちゃんの前に列ができていた。
1時間ほど経過して膀胱に尿が溜まった頃合いを見て便器に座ると、便意は感じてないのに「ズボッ!」という感じで一気に排出される。何の苦痛もない。健康な人というのはこういう感じなのか…などと半世紀以上生きてきてやっと知ることができたのであった。
私は生まれつき便秘の体質だったそうで、親も苦労したそうだ。それで子供の頃は「下痢」という状態を体験したことがなかったのである。小学生の頃、「きんつば」のアイスを食べたときに初めて体験した。あの、腹の中のものがすべて出ていってしまうような感覚は衝撃的な恐怖だった。
さて、最終回がいくつかあるが、帰りにLinuxザウルスでどれを観るか…ということで「君に届け」の「新年」を選ぶ。最終コーナーで「Angel Beats!」をかわしてトップでゴールインである。最後を見届けたいという点でこの作品が上回った。途中から観はじめたというのに、大逆転である。いや、だからこそこの作品の力が際立つというものだろう。
いやー、高校生の恋愛は微笑ましくていいねえ。などとオジサン丸出しの感想を抱きながらニコニコして観ている。まあ、今どきの高校生でも彼氏彼女がいない方が多いんだろうし、こういう初々しいお付き合いをしてるカップルはさらに少なかろう。
だいたい、アタマ悪い方が異性と付き合う障壁は低いだろうしな(偏見…というより、若い頃に恋愛できなかった負け犬の遠吠えだ)。
2人が付き合い始めたところで(キスもまだ)終わるというのが、いきもこの話らしい。これ以上描くと生々しくなっちゃうしな。あとは各人が想像するだけでいい。
しかし、あやねちゃんはどうなるんだろうと思ってたら…よりが戻るわけですか。そりゃ可哀想すぎるんじゃないですか。まあ、男女の間のことは他人にはわからないんだが。
ただ、ラストであちこち男女がくっつき始めてるようなのに、ちょっと違和感。主人公たちが幸せになったからといって、みんなハッピーになる必要はないと思うんだけどね。
まあそれでも、いい作品でございました。以上!
今日はまた暑い。もうすぐ7月だからなあ。外はまだ涼しいのだが、家の中に入ると熱がこもっていてむっとする。今日は今年初めて水シャワーを浴びてしまった。水を出して手で温度を測っているときは「冷たくてとてもムリ」と感じるのだが、思い切って水流の中に入ってしまえば冷たさが心地よくなる。
▲6月29日(火)▼
娘はアレルギーの薬が苦くて辛いようだ。しかもそのせいか毎回こぼして食卓の上を粉だらけにしている。それで先週、スーパーで袋状のオブラートが処分価格で売っていたので買ってきた。箱に書いてある説明が解りにくくて1枚無駄にしたし、当初は手伝ってやらなければ飲めなかったのだが、最近は独りで飲んでいるようである。「なくなったら、こうてきてな」と言われてので、帰りに予備を買ってくる。
今日は帰りにLinuxザウルスで「Angel Beats!」の13回目「Graduation」を観る。最終回だがけっきょく、アンバランスな感覚は最後まで変わらなかった。力の入れどころを間違ってるんじゃないかというか何というか。3日間でいきなりみんな「成仏」しちゃうって唐突すぎるでしょ。それに、あの卒業式では感情移入できんなあ。
しかし、「どうせ消えちゃうんなら、その前に一発ヤらせろ」ってのが正しい男子高校生だろうになあ…とか思いながら観てたら、なんかそれに近い展開になりつつあります。と、思ったら、そういうことですか。これが描きたかったのね。でも、ラストのどんでん返しとしては、ちょっと威力不足のような気が。
そして、あのラストシーンは、けっきょくまた二人は輪廻して出遭うということなんですか。天文学的な確率だが有り得ないことではないと語られてたから、これが愛の力!ということなんでしょうか。でもいきなりあれじゃ、「失礼なナンパ男」だよなあ。
ま、オジサンの感想はそうでも、若い人には受けるかもしれんとは思うがね。
…あ、そういえば、あの世界をああいうふうにした張本人はどうなってしまったんでしょうか。まだあの世界に存在したはずなんだけど。
今日はワールドカップの決勝トーナメント1回戦。早く帰って観戦しようと思ってたのだが、別の事業部のユーザでトラブってて、そのソフトが解る人間がいないということで私にお鉢が回ってきて遅くなる。これはギリギリだな。帰りの道もいつもより人通りが少ない。
カメルーン戦は相手が内紛でベストメンバーではなかったし、デンマーク戦は相手が引き分けではダメという立場だったという点で優位に戦えたが、今回は対等の勝負である。しかも、技術やモチベーションが高い南米のチーム。今回ばかりは予選のようにはいかないんじゃないかという気がしている。監督へのインタビューによると、予選でうまくいったのも直前の方針変更がフィットしたからだというからなあ。これを勝てば本物だが、さてどうか。
試合が始まると、今日もボールがキープできない。怖さはないが、巧い、という感じ。デンマーク戦のように「ヤバい」という感じではないが、得失点差のアドバンテージがないためか相手もじっくり構えていて圧倒的にボールを支配されている。
たまにボールを持ってもプレッシャをかけられて、すぐに苦し紛れに前方に蹴り出して相手に取られてしまうことの繰り返し。これは以前の悪いパターンだ。こっちがやるべきことを逆にやられているという感じ。
向こうはボールを動かしているのに対して、こちらは人間が動いてボールを取りに行かねばならない。ただでさえスタミナが足りないと言われているのに、これは終了間際が恐ろしいな。しかし本田はよく走っている。ほとんど独りで敵陣にいて、ボールを持った相手に向かって走っていく。あれで最後まで保つのか心配になるくらいである。
ところが、後半になると様子が違ってきた。逆に相手の方が疲れてきたようで、日本が攻め込む場面が増えてきた。これは予想外。大したものだ。しかしやはり決定力不足。決定的な場面も何回かあったのだが、余裕がありすぎて外したような場面さえあった。困ったモンである。
そして中村憲剛を投入。これも予想外だな。しかも阿部と交替ということは、(解説も言ってたが)攻めるってことですか。そういう意味では、彼はオシム前監督の「遺児」だからな。
しかしけっきょく延長も含めどちらも1点も取れず、PK戦になる。PK戦になれば(極端なことを言えば)通常のサッカーの技術は関係なく丁半博打みたいなもんだし、静止した状態から短い時間で勝負がつく勝負は日本人に合っていると思うので、こちらに分があるんじゃないかと思っていた。
そう思っていたのだが、相手は全員決めたのに、こちらは駒野が外して負け。あの極限状況でプレイした選手には酷だが、せめて枠内に蹴ってほしかった。枠内に飛んで止められたならまだ諦めもつくが、枠を外すのは野球の投手がフォアボールで自滅するのと同じだ。まあ、実際には四球というより暴投に近いのかもしれないが。今までフル出場してたしなあ。
結果論だが、デンマーク戦でフリーキックが決まったみたいに数少ない決定的な場面でどれか1つ決めていれば勝ってたんだよな。それは相手も同じだが。まあ、南米のチーム相手にこれだけ闘えれば大したもんだ。でも残念。
『センチュリー、USB接続対応の10.1型ワイド液晶「LCD-10000U」』というニュースが。USBケーブルだけで駆動できるんだろうか。だったら買いかも。同シリーズの既存機種がそうだから、きっとそうだ。せめてXGAの製品が出ればいいなと思ってたんだが、それを超えたものが出てきた。これは買ってしまいそうだ。
▲6月30日(水)▼
うわ、OBPのサンクスでもPBの緑茶を2リットルボトル178円で売っていた。これが不味くなければ、わざわざ家から2リットルボトルを持って出勤する必要はなくなるよなあ。専業メーカーには、ますます厳しい時代になりつつあります。
今日は帰りにLinuxザウルスで「けいおん!!」の12回目「夏フェス!」を観る。夏休みは例年通り合宿かと思いきや、野外ライヴを観に行くですか。同じように合宿でもまた面白くなるとは思うんだけど、趣向を変えてみたというところでしょうか。
しかしさわちゃん先生、「DEATH DEVIL」になったときの目が凛々しくてステキだ。この豹変ぶりがまた、いい。
作中では夜になって、いい雰囲気になっております。暗がりで見る女の子って、いいなあ。主人公でさえ可愛く見える(おい)。でも喋ってる内容はいつも通り(苦笑)。
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